コンビニスイーツの主役、「どら焼き」を、再発明せよ。
サクラバの架空商品開発チーム3人会議、その白熱の記録
いま、コンビニスイーツ売り場では、和菓子の定番である「どら焼き」が、あらためて注目を集めています。
- ふんわりとした生地。
- 満足感のある食べごたえ。
- 気軽に楽しめる親しみやすさ。
昔から愛されてきたお菓子だからこそ、少しの工夫で新しい魅力が生まれる。サクラバではこの変化を、単なる流行ではなく、これからの売場づくりを考えるうえで大切な動きとして受け止めています。
今回、『自称マーケターを名乗る架空の商品開発チーム』では「次に求められるどら焼きとは何か」をテーマに社内会議を実施しました。現実派・理論派・ぶっ飛び派――立場の異なる3人が、それぞれの視点から本気で議論した会議の一部をご紹介します。
会議概要
- 【日時】
- 2026年5月27日
- 【場所】
- サクラバ本社 商品開発ルーム
- 【テーマ】
- コンビニスイーツ「どら焼き」のトレンド検証と、新たな商品開発の方向性について
- 【参加メンバー】
-
- 現実派・佐藤部長(営業出身/流通実務20年)
- 理論派・高橋アナリスト(マーケティングデータ担当)
- ぶっ飛び派・楽(らく)クリエイター(新規事業/Z世代担当)
第1部:いま、どら焼きに何が起きているのか?
会議は、最近の売場動向の確認から始まりました。洋菓子が中心と思われがちなコンビニスイーツの中で、和菓子カテゴリー、特に、どら焼きの存在感が高まっている――そんな実感を、3人も共有していました。
高橋(理論派)
「ここ最近の売場を見ると、どら焼きは“昔ながらのおやつ”ではなくなってきています。食感や見せ方、満足感の出し方が進化していて、今の気分に合うスイーツとして再評価されている印象です」
佐藤(現実派)
「現場感覚としても同じだな。これまでは定番の脇役だった和菓子が、いまはしっかり主役を張り始めている。売場でも“選ばれる理由”が変わってきているのを感じるよ」
楽(ぶっ飛び派)
「どら焼きって、もっと地味な存在だと思われがちだったじゃないですか。でも今は逆で、“定番なのに新しい”っていうギャップが面白いんですよね。そこにめちゃくちゃ可能性を感じます!」
3人の意見を整理すると、いまのどら焼きには大きく3つの魅力があることが見えてきました。
- 手軽なのに満足感があること
片手で食べやすく、それでいてしっかり満足できる。忙しい日常の中でも選ばれやすい要素です。 - 定番だからこそ、新しさが伝わりやすいこと
誰もが知っているお菓子だからこそ、ちょっとした変化や工夫が新鮮に映ります。 - 幅広い売場に広げやすいこと
コンビニだけでなく、スーパーや地域売場、ギフトなど、展開の可能性が広い点も大きな魅力です。
第2部:3人が考えた「これから求められる価値」
ここから会議は、単に“何を作るか”ではなく、“どんな価値がいまのお客様に求められているか”を掘り下げるフェーズに入ります。
高橋(理論派)
「大事なのは、新しいかどうかだけではありません。いまのお客様にとって、“買いやすい”、“食べやすい”、“また食べたい”と思えるかどうか。そこを外すと、どれだけ話題性があっても続きません」
佐藤(現実派)
「その通り。商品は売場に並んで終わりじゃない。繰り返し選ばれること、無理なく展開できること、長く育てていけることが大事だ。流通の目線では、そこが一番重要になる」
楽(ぶっ飛び派)
「でも、安心感だけでも弱いですよね。『お、なんか気になる』っていう引っかかりも必要。見た瞬間にちょっとワクワクすること。そこは絶対に入れたいです」
会議の中で、3人の意見は次の3つの方向性に集約されていきました。
サクラバが重視する3つの視点
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プレミアム感
毎日のおやつの延長線上にありながら、少し気分が上がること。手に取りやすさの中に、特別感をどうつくるかが重要です。 -
食べやすさと安心感
華やかさだけではなく、親しみやすさ、わかりやすさ、食べやすさ。長く愛される商品には、こうした土台が欠かせません。 -
ストーリー性
「なぜこの商品なのか」「どんな想いから生まれたのか」。味だけでなく背景が伝わることで、商品の魅力はより深まります。
第3部:会議がいちばん盛り上がった瞬間
会議後半では、より自由な発想も交えながら、「どら焼きの可能性」を広く考える時間になりました。ここでは詳細な開発内容には触れませんが、3人の掛け合いからは、サクラバらしい商品開発の姿勢がよく表れていました。
楽(ぶっ飛び派)
「どら焼きって、まだまだ伸びしろしかないと思うんです。見た目も、食べ方も、シーンも、もっと広げられる。固定観念を外したら、すごく面白いことができそうです」
佐藤(現実派)
「発想は大事だよ。でも、それをちゃんと売場で成立させられるかどうかも同じくらい大事だ。商品として世に出すなら、楽しさと現実性の両方が必要になる」
高橋(理論派)
「だからこそ、この3人で議論する意味がありますよね。驚きがあること、納得感があること、継続性があること。その3つが重なったところに、次のヒットの可能性があると思います」
楽(ぶっ飛び派)
「“ちゃんとしてるのに面白い”って、最強じゃないですか?」
佐藤(現実派)
「それができれば強いな」
高橋(理論派)
「まさに、今回の会議で探していた着地点です」
第4部:3人が最後に出した、どら焼き案
会議の終盤、本格的な商品開発の議論とは別に、「もし今、この場でひとつ案を出すなら?」という問いが投げかけられました。
もちろん、実際に検討が進んでいる内容はここでは控えます。そのうえで3人は、それぞれの立場らしい、“王道だけど少しひねりのある”どら焼き案を出し合いました。
「あんこたっぷり、満足どら焼き」
佐藤(現実派)
「やっぱり王道は強いよ。まずは、見た瞬間に“これは食べごたえがありそうだ”と伝わること。あんこをしっかり楽しめるどら焼きは、結局いちばん安心感がある。そこに、食べやすさや見た目の整え方を少し工夫するだけで、十分魅力的な商品になると思う」
シンプルだからこそ、ごまかしがきかない。王道を王道のまま、今の売場で通用する形に磨き上げる。そんな佐藤らしい、実直で力強い提案でした。
「ふんわり軽やか、ミルク仕立てのどら焼き」
高橋(理論派)
「どら焼きに求められているのは、重たさよりも“ちょうどいい満足感”かもしれません。あんこの良さは生かしながら、口当たりを軽やかにしたり、やさしい風味を重ねたりすることで、より幅広い方に選ばれやすくなると思います」
親しみやすさは残しつつ、少し軽やかに。日常の延長線上で、何度でも手に取りたくなる設計。高橋の提案には、データと生活感の両方がにじんでいました。
「ひとくち目で気分が上がる、塩バターどら焼き」
楽(ぶっ飛び派)
「僕はやっぱり、“おっ”って思わせたいですね。たとえば、ひとくち目で香りやコクがふわっと広がるとか、甘さの中にちょっとだけ意外性があるとか。王道のどら焼きなのに、ちゃんと記憶に残る。そんな一ひねりがあると、一気に今っぽくなると思います」
派手すぎない。でも、少しだけ気分が上がる。そんな“ちょうどいい驚き”を忍ばせるのが、楽らしい提案です。

第5部:同じどら焼きでも、視点が違うと答えが変わる
3人の提案は、どれも奇抜ではありません。けれど、見ている景色はそれぞれ違います。
- – しっかり満足感を届けたい「現実派」
- – 続けて選ばれる理由を設計する「理論派」
- – 気分が動く瞬間をつくりたい「ぶっ飛び派」
同じ「どら焼き」をテーマにしていても、立場が違えば、重視するポイントも変わる。そして、その違いがあるからこそ、会議は面白く、商品開発は前に進んでいきます。
今後に向けて
現在サクラバでは、今回の会議で出た視点をもとに、今後の展開に向けた検討を進めています。具体的な内容については、社内での検証を重ねながら、あらためてご紹介してまいります。
今回ご紹介した3つの案も、あくまで会議の一場面。このあとも議論は続き、さらに多くの視点が交わされ、新しい可能性が磨かれていきます。
佐藤(現実派)
「定番商品を見直すことは、売場を見直すことでもある。今回の議論は、その可能性を改めて感じる時間だった」
高橋(理論派)
「どら焼きは、親しみやすさと進化の余地をあわせ持つ、とても面白いカテゴリーです。まだまだ掘り下げる価値があります」
楽(ぶっ飛び派)
「次の一手、かなり楽しみです。早く次の会議をやりたくなってきました!」
そして会議室では、次のアイデアを書き込むペンの音が、まだ止んでいません。
サクラバの商品開発会議は、さらに続きます。
サクラバは、地域に根ざしたお菓子文化を継承しながら、流通の「ムダ・ムラ・ムリ」を解消し、より良い売場づくりと新しい価値の創造に取り組んでまいります。今後の展開にも、ぜひご期待ください。
